建築豆知識

住宅性能表示制度について

住宅性能表示制度は、住まいの性能を等級や数値でわかりやすく見えるようにする、安心のためのものさしとして、平成12年4月1日に施行された制度です。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」にもとづき、同年 10 月に本格的に運用開始されました。
これは車をクラスで表すのと同じように、第三者機関(国土交通省が指定した住宅性能評価機関)が住宅の性能を評価し、それを等級で示すものです。
つまり、自分の住んでいる建物の性能を数字で確認することができるのです。
この住宅性能表示制度の導入により、施主及び工務店がお互いに精度の高い建物を引き渡せるようになりました。

住宅性能表示の項目

住宅性能表示制度の対象となる物件は、戸建住宅、マンション、アパート等の新築物件です。

1. 構造の安定 地震や風、雪などに対する構造性能
2. 火災の安全 バリアフリー対策
3. 劣化の軽減 住宅の耐久性能
4. 維持管理の配慮 住宅設備等の維持管理
5. 温熱環境 省エネルギー性能
6. 空気環境 ホルムアルデヒドの放散の少なさと換気性能
7. 光、視環境 住宅の窓の大きさや、有効採光に関する性能(開口率)
8. 音環境 住宅内外の音に対する遮音性能
9. 高齢者等の配慮 バリアフリー対策

建築骨組みの種類

建築骨組みの種類

構造工法
工法内容
鉄筋コンクリート コンクリートの中に鉄筋を入れて強度を高めた構造体。
現場で鉄筋を組んで型枠を作り、生コンクリートを流し込んで構造体を一体化させる工法のほか、工場で製作したコンクリートパネルを現場で組み立てるプレハブ工法がある。
鉄骨造 斜体部分の構造体を軽量鉄骨、または重量鉄骨で構成する工法。
柱や梁、ブレース(筋交)などの骨組みに鉄骨を用いることから、鉄骨軸組工法という。
他にも、重量鉄骨で柱、梁を構成するラーメン工法や、軽量鉄骨を使用するプレハブユニット工法などがある。
木造 木材で構成されている構造体。
柱や梁、ブレース(筋交)で組み立てる木造軸組工法のほか、外力に耐える壁(耐力壁)のみで構成する耐力壁工法や、丸太や角材を交差させるように組んで立ち上げる校倉工法などがある。

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